2013年 11月 15日
つながっている
どんなお店も仕事もそうだと思いますが、
そんなことを思わずにはいられません。
いろいろなご縁が重なりまして
12/1(日)SASAKLA & John John Festivalライブに続きまして、
もう一本、12月にちいさな店内ライブを開くことになりました。
後日詳細をお知らせいたします。
こちらもご縁がありまして。
11月から取り扱いスタートした
京都在住の詩人・豊原エスさんの本をご紹介します。
豊原エスさんの詩に出会ったのは今から約10年前。
京都での大学生時代にアートブックがたくさん並ぶギャラリーによく通っていて
そこで豊原エスさんの詩と足田メロウさんの絵が一緒になった冊子を見つけました。
※ 上で紹介している冊子ではありませんが…
当時はもっと詩にも絵にもどこか刺さるような切なさがあって、
それが学生時代のもやもやした心に、なんだか感じるものがあったと覚えています。
豊原エスさんの見ている世界に、共感もして、
当時の自分にとって詩を受け止めるというより、同じ方向に発してくれている言葉だと
そんな感じがしていたような気がします。
とにかく「この人のことが気になる」という感じでした。
10年経って、豊原エスさんがまだ詩の活動をされていることを知りました。
好きなイラストレーターの西淑さんが最近、
豊原エスさんとの冊子をつくられたことがきっかけでした。
再会した豊原エスさんの詩は「柔らかくなった」という印象でした。
悲しい部分や切ない部分はどこかに持ちながら
豊原エスさんの見ている世界が一枚柔らかいヴェールで包まれているような。
その言葉たちは不思議と今のわたしにしっくりきます。
同じように年を重ねたからかもしれません。
こちらは豊原エスさんが京都自由学校で2005年から2011年までの7年間、
講師を勤めた「詩と語りのワークショップ」で発表した詩を収録した一冊。
「誰もいない部屋」(2005) 『WHITE FILM 2005-2011』より
誰もいない部屋で
時間が流れている
陽光が雲に翳る
イスは
いつまでもいつまでも動かない
花は
眠っている
言葉とは不思議だなあと思います。
何を食べ、何を見て、何をして、どこに行き、
何を感じて、誰とどう話をしたのか。
そんなひとつひとつから言葉は生まれているのだろうなと思います。
「星を見付ける」 『Silence book』(2013)より
私はやっと
紛れていたものに気が付いた
いつもそばにあったのに
目に留めなかったものに気が付いた
「見付ける」というのは
こういうことだ
自分の手の動きや呼吸の変化に
気を配りながら
身の内で
密かに感動する
■ ライブチケット販売中
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SASAKLA & John John Festival
"Trek Trek" Release Tour in tokushima
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2013.12.01 sun
open 18:30 / start 19:00
前売り ¥2500 / 当日 ¥3000(フード&ドリンク別)
場所:キャッチギャラリー3F(徳島県徳島市元町2-5-1)
[予約・お問い合わせ]
uta no tane (088-678-6097 / info@utanotane-shop.com )
http://utanotane-shop.com
[チケット取扱い店]
cue! / uta no tane
◎ uta no tane宛でメール・お電話でのご予約でもOKです!
John John Festival / 鳥の一生
by hanautalab
| 2013-11-15 18:45
| 取扱商品のはなし